不妊治療の保険適用化に際して妊活をスタートする人に伝えたいこと

はじめに

石原さとみの妊娠報告をネットニュースで見て、”35歳で第一子妊娠”は決して女性にとって当たり前のことではないんだぞと思ったのは私だけでしょうか。

 

女性の社会進出により、晩婚化が進む現在、少子高齢化が深刻な状況となっています。

特に芸能人は人気業であるため、若い稼ぎ時を避けて、結婚が遅くなるのが一般的ですよね。そうなると必然的に妊娠・出産も遅れてしまいます。

女性は悲しいですが、35歳を境に妊娠率が下がってしまうのが現実です。石原さとみが不妊治療をしていたかどうかは分かりませんが、きっと35歳の年齢というところで、妊娠・出産について色々不安があったことは確かだと思います。

 

そんな中、去年菅政権が打ち出した不妊治療の保険適用拡大の施策が話題でしたが、いよいよ今年の4月から不妊治療が保険適用化されます。

これを機に妊活のステップアップをしよう!と考える人も少なくないのではないでしょうか。

私も4月からのこの制度に便乗して妊活熱をあげている女性の一人です。

そこで今回、この不妊治療保険適用化に関する詳細と、自分が感じた問題点やこれから不妊治療を進める人たちへのアドバイスを自身の不妊治療の経験からまとめてみました。

 

 

現在の不妊治療の助成制度について

不妊治療については、現在、治療と疾病の関係が明らかで、治療の有効性・安全性等が確立しているものに ついては、保険適用の対象としています。

一方で、原因が不明な不妊症に対して行われる体外受精や顕微授精等 については、保険適用の対象としていない状況です。

令和3年1月からの支援制度
所得制限 なし
助成額 1回30万円
助成回数 子ども1人あたり6回
対象年齢 43歳未満

 

令和4年4月からの不妊治療の保険適用の考え方

今年の4月から保険適用化される内容を見てみましょう。

令和4年4月からの不妊治療の保険適用概要
所得制限 なし
助成額 なし
助成回数 子供一人につき40歳未満最大6回、40~43歳未満最大3回
対象年齢 43歳未満

助成回数や対象年齢に変更はありませんが、やっぱり各治療が3割負担になるのは大きいですよね。

次に、どんな不妊治療を対象としているのか、例をあげます。

 

具体的な対象となる高度不妊治療の例

※下に行くほど高度治療費が高くなります。

・精子を取り出し、妊娠しやすい時期に子宮内に注入する「人工授精」
・精子や卵子を採取し受精させたあと体内に戻す「体外受精」
・注射針などを使って卵子に精子を注入する「顕微授精」

以上が主に保険適用化される治療です。

人工授精までは一般の産婦人科でも受けられるケースがありますが、体外受精や顕微授精は、不妊治療専門クリニックで治療を受けます。

 

今回の保険適用化によって、期待できる点

保険適用化により金銭的負担が減ることで、不妊治療に取り組むハードルが下がり、様々な人が治療を受けることができます。

これによって、より多くの多種多様な不妊治療のデータが蓄積され、

より良い医療の向上を目指すことが期待できます。

不妊治療保険適用化の懸念点

ただし、手放しに保険適用化を喜べない点もあります。

 

・結局高額である点

高度不妊治療のクリニックは数多くありますが、やはり人気のクリニックは相場より高額なケースが多いです。

実際、日本産科婦人科学会に不妊治療実施機関として登録されている 医療機関は622施設ありますが、

今回の保険適用化にあたって、中医協のガイドラインのために調査結果を開示したのは内307施設(49%)でした。

色々闇を感じる数字ですよね。

正直不妊クリニックはとても儲かるビジネスです。

患者は皆さん子供が欲しい一心でクリニックを訪れます。医療に関する知識もあまりなく、しかも一度で妊娠できるかどうかの保証すらないため、お金を出して医者に勧められた治療を何度も行う人だって少なくないはずです。

そのような患者を相手に金額を吊り上げているクリニックは多いと思います。

たとえ保険適用化されたとしても、子供が欲しいと願う患者はいい金儲けの餌食になってしまい、

どんどん余分な治療や薬を追加で進められ、結局金額を高額に釣り上げられてしまう危険性があるのではないでしょうか。

 

さらに、保険適用は自己負担額3割ではありますが、

日本における体外受精の約80%を占める凍結胚移植治療の中央値は43万〜58万です。

この場合の43万円で計算しても、3割の自己負担額は12万9千円と、決して安くはないですよね。。

 

 

・不妊が病気という扱いになってしまう点

保険適用化ということは、不妊を保険事故とみなすことになってしまいます。

そうすると、それは疾病、病気という形になってしまうため、

不妊=病気という概念が子供を望む女性や夫婦にどう影響を与えるのか不安です。

実際、原因不明不妊は全不妊症の10~25%を占めるとされているため、

自分たちは病気なんだという考えが、不妊治療の妨げにならないといいなと思います。

また、そもそも子供を望まない方やトランスジェンダー等の方々が病気を負ったというふうな偏見が出てしまう可能性もあります。

 

 

これから不妊治療を進めるにあたって

春からの保険適用化に伴い、なかなか踏み出せなかった不妊治療を行うという人のために、

自身の経験から、不妊治療を始める前に大切なことをまとめました。

 

1.医療機関の口コミを必ず徹底的にチェックしよう。

不妊治療は想像以上に時間・お金・ストレスがたくさんかかります。

数ある不妊治療クリニックの中から、自分にマッチする医療機関を探し出しましょう

オススメの検索方法
  • Googleで自分が通える範囲の地域内の不妊治療クリニックを検索
  • Googleの口コミ評価をチェック
  • 各医療機関のHP上の実績をチェック

不妊治療期間は、平気で翌日またきてね、なんてことがザラにあります。通いやすい距離の病院を選びましょう。

Googleの口コミは医療機関を選択する上で非常に重要で、どんな人もコメントができるからこそ結構リアルな実態が記載されています。

実績を公開していない医療機関もありますが、

やはり実績があるということは、それだけいろんな患者を見てきているので、

「このパターンはこういう処置をしよう」という選択肢を沢山もっており、どんな状況にも対応ができるということなので信頼できます。

 

 

2.東洋医学(漢方)も利用すること

疾患のある器官に焦点を当てて、問題のある箇所のみを集中的に治療するのが西洋医学。

そもそも病気にならないような体作りにフォーカスするのが東洋医学。

システマチックな不妊治療に疲れたら是非漢方を試してみて欲しいです。

保険適用の漢方内科や漢方産婦人科は調べればたくさんあります。

 

漢方内科で自分が今行なっている不妊治療の状況を共有することで、、

  • セカンドオピニオンを得ることができる
  • 専門家に話すことで自分の気持ちの整理ができる。

このように、漢方を試してみるのは決して無駄ではないと思います。

 

不妊症に効く薬は存在しませんが、妊娠しやすい体を作るような自分にあった漢方薬は存在します。

心も体も健康に生きるための近道にもなると思うので、是非利用してみてください。

 

 

3.視野を広く持つこと

これは精神面のケアになりますが、不妊治療は正直言って沼です。

子供を無事に産めるまで続ける必要があるし、絶対に妊娠・出産できるという保証は高度治療を始めても誰にもできません。

もちろん、子供が欲しいという気持ちを持つのは当然で、その気持ちは絶対大切にして欲しいです。

ただし、そればっかりに固執してしまうと、一度きりの人生で今が常に若い瞬間なのに、楽しい”今”の時間を無駄にしてしまいます。

自分は幸せに今を生きてるんだという実感を日々持つことを重視して欲しいです。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

今の日本社会では、妊娠・出産のプランはそっちのけで女性の人生は進む仕組みになってます。

大学卒業後23歳で入社。そこから仕事一生懸命してたら気づけばアラサーです。

仕事も楽しくなってきてキャリアが付いてきた頃に、上手くパートナーと結婚できたとしても、妊娠・出産は30代に入ってからが当たり前の時代です。

30歳は人生としてみれば若いです!ただし、卵子ちゃんはどうでしょうか、、

卵母細胞は、10代で30万個、20代で10万個、30代で2~3万個。

閉経で検出できなくなるまで加齢にともなって減少する

と言われています。

いや、子供欲しいと思ったタイミングやったら、大分減っとるんやないか〜い。ですよね。

もっと女性には、妊娠・出産についての考えを大学生くらいから持っていて欲しいと思っています。

飛躍しますが、卵子凍結、体外受精あたり前の時代来てもいいと思うんですよね。個人的に。

20代はあっという間に過ぎます。計画的なライフプランを独身のうちから妊娠・出産から目を背けずに建てて欲しいです。

この辺りの考えもまとまってきたら別途書きたいと思っています。

 

不妊治療に励む戦士のみなさんも、そうでない人も、この4月からの保険適用化はなかなか画期的なことです。

子供を持つことは選択肢の一つではありますが、春から妊活を頑張ろうって思う女性の背中は押してあげたいです。

高度治療については、きちんと理解して前向きに進めて行きましょう。

ByMAKIMU

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