はじめに
システムエンジニアの転職活動は現在売り手市場であり、
そこまで企業を選ばなければいくつも内定がもらえるような状況だと思います。
(もちろん、自分でアピールできることがある程度ある前提ですが)
僕は、28歳の秋(社会人6年目)に転職活動をしたのですが、
大手2社、ベンチャー1社から内定が出てどちらに行くか悩み、最終的にベンチャーに決めたのですがその選択は自分の中で正解だったと考えています。
今回は、転職活動で企業を選ぶ際に僕がどのように悩んで最終的にどのように考え、結論を出したかについてまとめました。
ちなみに転職活動時の自分はこんな感じ
- 転職理由:テックリードを目指すにしても、プロジェクトマネージャーを目指すにしても実績が積める案件が取れるかどうか運次第
- 当時の年収:490万円程度(もっとグレード高い人と同じ仕事出来るし一部してたけど、結局この給料になっているのが不満)
- 取得資格:基本情報・応用情報技術者、データベーススペシャリスト、Oracle Database Bronze、JDLA G検定2019(ちょっとした資格マニア)
- アピールできたこと:Webアプリならフロントからバックエンドまで開発経験あり、開発リーダーも経験済み
- 目指したいところ:システムを1から開発する経験を積んでテックリード、システムアーキテクトを一先ず目指したい
システムエンジニアの僕が転職活動で悩んだポイント
僕は転職活動で大きく2つ悩みました
システムエンジニアとしてこの先何を目指すのか?そもそも転職活動が必要なのか?
1つ目に悩んだことは
転職エージェントに登録して転職活動を始めたのですが、
まず、転職活動前に色々悩んでしまいました、、、、
僕は今までこの先どこを目指したいのか??について深く考えたことがなかったため。。。
まず何を目指したいのかを改めて考えるところから転職エージェントの方と考え直しました。
こんなの先に考えてから転職活動を始めるべきだとは思いますが、、、
エージェントの方がシステムエンジニアのキャリアパスについて説明してくださりました。
当時いただいたアドバイスとしては、
現職では実績を積むチャンスや成長のチャンスがもらえる可能性が低いので転職活動はすべき。
と言うことと、
この先、ざっくりどちらの方向目指すかを決めておくべき。決めてから転職活動はすべき。
- プロジェクトマネージャー・コンサルティングファームを目指す
- テックリード・システムアーキテクトを目指す
あと、これは余談ですが
当時、自分はAIエンジニアにも興味があり、その辺り相談もしてみたのですが、
32歳くらいまでは未経験でも伸び代考慮して転職は可能だけど、AIのエンジン(実際に学習して分類するようなところ)の研究や開発に携わるのはかなりハードルが高い(東大の松尾研究室の人とかそのレベル)。
と言う話も聞きました。
これらの話を聞いて、
僕が出した結論としては、
「テックリードやシステムアーキテクトを目指す方向に決めました。」
理由は、
身近な人は(コンサルティングファームまではいませんでしたが)プロジェクトマネージャーを目指す人が圧倒的に多く、
他の人と違うスキルを磨くことは替わりが効かない人材に繋がり、市場価値としても高いと考えたのと、
シンプルにモノ作りが好きなので、
モノ作りの中心にいて、試行錯誤したり失敗や成功を経験できる方が自分には魅力的に感じたからです。
また、
テックリードやシステムアーキテクトを目指した場合、
途中からプロジェクトリーダー・マネージャー、コンサルティングファームへの方向転換はまだ年齢的にチャンスがあり、選択肢を広げたままにできるのに対して
逆は辛いと考えたのも1つの理由です。
大手企業のシステムエンジニアの給料や手当てはやっぱり羨ましい
2つ目に悩んだことは
「テックリードやシステムアーキテクトを目指す」と決めた自分は、
自分の今までの経験を活かしつつ、モノ作りを1から経験できるチャンスが一番多い企業を探して転職活動を進めました。
が、、、
大企業の条件を見ると、やはり給料が物凄いのと手当てまで付くと言うところに目が眩みました。
僕がやりたいことはまぁ確実にできないのですが(恐らく前職と同じことやるイメージ)、
他企業とは100万円くらい年収が変わり、、、面接時の評価が良く入社時にボーナスまで付けてくれると言う外資系大手企業まであり、、、
同志社大学の学生時代にその大手企業に入る人は先生から褒められていたし、なんとなくかっこいいと思っていたこともあり、
そこに行くかは最後までかなり悩みました。
システムエンジニアの僕が転職活動で大手とベンチャーどちらに行くか悩んで出した結論
最終的に大手企業2社、ベンチャー企業1社から内定が出たのですが、
大手企業2社は現職と同じような仕事内容ですが、給料は希望した年収600万円を余裕で上回る金額でオファーを頂き、
ベンチャー企業1社は僕が希望した年収600万円に対して540万円でオファーしてきましたが、自社プロダクトを1から開発する中心的な立場で仕事ができるのは間違いありませんでした。
僕は迷いましたが、
最終的にはベンチャー企業へ行くことに決めました。
理由としては、これらです。
- 28歳で未経験転職のリミットが32歳かつシステムエンジニアは売り手市場なので焦って今の年収を最優先する必要はない
- 今は年収よりも自分の市場価値を上げるための実績と経験を積むことと、スキルを磨くことを優先すべき
- 置かれる環境は厳しく周りのエンジニアは優秀な中途採用メンバーしかいない(はず)ため、刺激を受けるし色々盗める(だろう)
- ベンチャーなのでフルスタックにいろんな領域に携わることができる(良くも悪くも)
- 年功序列など一切なく実績に応じて年収も一気に上げることができるし、自分は実績を出す自信があった(根拠はないけど)
- 何より楽しそうでモチベーション高く仕事に取り組める気がする
転職前に軸を決めたのですが、、、
お金に目が眩んで軸がブレブレになりかけたけど、最終的に転職前に決めた軸通りに転職先の企業を決めた。
と言う感じですかね。
まとめ
転職が当たり前になっている現在、特にシステムエンジニアの需要は高く無双状態でいくつも内定が出るような人も多いと思います。
最終的にどの企業に行くか迷った際、自分はこれらを自分自身に問いかけて最終判断しました。
- 自分の目指すキャリアプランとは改めて何なのか??
- キャリアプランに対して転職先で必要な実績や経験が本当に積めるのか??
- 自分の年齢と市場価値、需要を踏まえた上で転職先を判断できるか??
- 転職先では自分自身が楽しめてモチベーションを維持して仕事に取り組むことができるか??
僕の中ではこの判断を後悔したことはないです。(後悔しないように意地で頑張りました笑)
実際に、
転職してから僕がやりたかったことはできたのと、実績も出せたので年収も1年で100万円近くあげることが出来ました。
その辺りについては、また別の記事でまとめてみようと思います。
転職活動で僕と同じ状況になったシステムエンジニアの方々の参考に少しでもなれば幸いです。
転職したその先のキャリアプランや軸というものを大事にして、
僕のように年収に目が眩んでしまいそうにならないよう気をつけて頂ければと思います!!!