「スキルアップのために何をすれば良いか?」「システムエンジニアが取得すべき資格は何か?」について、
自分の5年間の体験を通じて感じたことや、オススメをまとめてみました。
特に若手システムエンジニア向けに書いてみたので参考にしてみてください。
本記事の内容
- 新入社員が1年目のうちに取り組むべきこと
- 若手のうちに取得をオススメする資格
- 自分が入社して5年間に取得した資格と勉強したこと
この記事を書いている僕はシステムエンジニア6年目
この5年間で、休みの日にレンタルサーバ上で実際に手を動かして動くモノを作ったり、
資格勉強等で現場で仕事しているだけでは身につかない部分を学んだりしてきました。
今回は、自分が5年間でスキルアップのために取り組んだことと、その中で感じたことや成果についてまとめてみました。
目次
新入社員が1年目のうちに取り組むべきこと
1年目のうちは「休みの日にスキルアップのために勉強しよう!!!」と思える余裕はないと思います。。。
それでいいです。
とにかく仕事を覚えて、仕事を通じて知識を増やし、スキルアップしましょう。
でも、ただ何も考えずに与えられた仕事をこなすだけでは成長は遅いので、、、
この辺り意識してみるのをオススメします。


もし、仕事に余裕があったり、仕事をほとんど振ってくれないダメ上司に当たってしまったら、、、
システムのソースコードを追う練習をするのをオススメします!!(キレイな設計書があればソースコードと照らし合わせながら)
それも、ただ追うのではなく、例えば〇〇登録機能など機能に絞ってそれを深く完璧に追う練習をしてください。
理由は以下です。
- 現場で実際にプロのエンジニアが書いたソースに慣れるため
- 1つの機能を完璧に追えるようになれば、他の〇〇更新機能、検索機能なども追えるようになるため
- ソースが追えれば、その現場のシステムを製造するスキルも自ずと付くため
- 先輩の単体試験を手伝わされる際、どんな改修したのか理解できるたためテストケース漏れや無駄に気づけるため(指摘される側の先輩は恥ずかしいが、、)
ソースコードが追えることは重要なのです。
学生時代や入社して数ヶ月間の研修でプログラムは書いた人でも最初は通用しないと思います。。。自分も最初はダメダメでした、、
メンテナンスされた設計書が無く、ソースコードが全てという現場も中にはあります。
そんな現場ではソースコードが読めない人は使いものになりません。
自分は今でも新しい現場に配属されたらまずこれを実践しています。
また、自分はこれに加えて、デバッグ実行にして、ある変数に着目し、データベースに登録されるまでを追う練習をします。
システムバグの調査を担当させられた際に、サクッと調査を終わらせて残業回避するのが目的です。
さらに余裕があれば、ローカル環境で今のシステムに画面項目が追加するケースなどを想定して改修する練習などもします。
新入社員はそこまでしなくても良いですが、、
ということで、
まず1年目のうちは仕事を通じてスキルアップしましょう。
ただ、何も考えずに与えられた仕事をするだけでは成長は遅いです。
また、現場のソースコードはなるべく早く読めるようになりましょう!
若手のうちに取得をオススメする資格
資格勉強の注意点
まず、資格を取ることだけを目的にして勉強しないようにしてください。
出題される問題の意味や内容を理解せずに暗記するような勉強をしてしまうと、
費やした時間とお金に対して得られるものや、身につくスキルが少なくなってしまいます。
現場で、「ORACLE MASTER Platinum」を持ってるが、DB関連の作業にも関わらず全く使えないおじさんや、
基本情報技術者試験に合格したが、ミーティングの話に全くついてこれない若手など・・・
現場でこういう人をよく見かけます。
貴重な休日の時間やお金を使って、資格を取る目的はスキルアップのはずです。
身になる、現場で使える知識やスキルを身につけるために資格勉強をしましょう!!!
若手システムエンジニアにオススメの資格
若手システムエンジニアに一番オススメの資格は応用情報技術者試験です。
理由の一つとしては、応用情報技術者試験の範囲をきちんと理解できれば、
プロのシステムエンジニアとして、ネットワークやデータベース、セキュリティ関連の知識が最低限身につくためです。
例えば、外部システムとの試験でネットワークの問題で疎通がうまくいかない際に自分で調査できたり、
セキュリティを考慮してアプリを作れるようになったり、
テーブル設計や難易度の高いSQLが書けるようになる・・・などなど。
また、午後の問題では、
短い時間で漏れなく問題文を読んで理解し、情報を整理してそれに対する回答をさなければなりません。
この訓練は現場で仕様書や要件定義書、ソースコードを読んで情報を整理して理解する際に活きます。
自分の頭の回転が早くなるので、付いていくのがやっとだったミーティングのスピードが遅く感じるようになるかも、、
それくらいいろんな情報が入ってきたときにパッと情報が整理できて理解できる力が着くはずです。
午後問題は、
新入社員にはセキュリティ、データベース、セキュリティ、ネットワーク、プログラミングは必ず取って、これらの分野を応用情報技術者レベルはマスターしておくことが個人的にはオススメです。
マネジメントやストラテジ系の知識よりも、上記の方が新入社員には求められる知識と思いますし、、
ということで、
若手システムエンジニアの方は、ぜひ応用情報技術者試験の勉強に取り組み、
いろんな分野の知識を広くやや深く身に付けてください。
そしてエラソーで使えない上司をサッサと追い抜いてやりましょう!!!
自分が入社して5年間に取得した資格と勉強したこと
エラソーなことを書いてきましたが、、、
自分はというと、
【1年目】Oracle Master 12c Bronzeを勉強
入社してソースコードよりもSQLが読めず、またデータベース(Oracle)周りの話についていけず、、
「ストアドプロシージャ」、「マテリアライズドビュー」、「トリガー」・・・って言われても謎でした。
なのでとにかくOracleについて1から体系的に学ばないと追ていけないと感じて勉強しました。
合格して、SQLが得意でデータベースの分野は一番好きになりました。
他のシステムエンジニアには負けない知識とスキルはあると思います。
(データベーススペシャリストがいたら、いつもスキルを盗んてやろうと企んでます)
【3年目】応用情報技術者試験勉強と自宅開発
基本情報技術者試験には学生時代合格していたのと、
仕事でのスキルアップはもうこれ以上期待できない、、、もう少しシステムエンジニアとしての基礎力を広くもう少し深く身に付けたいというのが勉強のきっかけでした。
恥ずかしいですが、午後問題で2回落ちました。理解度が低いまま試験に挑んでいました、、
合格して、一時金で5万円貰えたのと、
応用情報の難しさに比べたら普段の仕事で発生する課題は難易度低いと感じるようになり、自信もつきました。
試験勉強ばかりしてても面白くないので、
レンタルサーバを借りてSpring BootとAngularでショッピングサイトもどきを作る練習をしてみてました。
RestAPIをSpring Bootで作ってそれをAjax通信でAngularから呼ぶのに憧れてたのと、
フロントエンドのフレームワークが触ってみたかったので1から調べて環境構築から色々やってみました。
全く触ったことのないことを1から調べてやったので時間はかかりましたが、
新しいフレームワークなどのサンプリング検証をよくさせられるので、
そういう時にパッと調べてサクッと検証するのが上手くなった気がします。
資格勉強ばかりでなく、実際に手を動かしてモノを作ることもスキルアップには重要だと感じました。
【4年目】データベーススペシャリスト勉強
データベースが好きになったのと、応用情報技術者試験合格により午前1が免除だったので勉強してみました。
今度は一発合格でした。
合格して、一時金で10万円貰えたのと、
特にテーブル設計は得意になりました。
やや変態レベルですが、SQLチューニング、PLSQL作成などデータベース周りの仕事をしたくてウズウズしてきます。
(最近データベース周りの仕事をさせて貰えてないですが、、、)
【5年目】JDLA G検定勉強、数学、機械学習、深層学習の勉強
もう普段の仕事とは関係ない勉強をするようになりました。
これからは機械学習、深層学習についていけないと取り残されてしまうという不安と、
特に画像認識を使って便利なものを作ってみたいという気持ちから勉強を始めました。
やるからには基礎から完璧に勉強したいということでまずはG検定の資格試験を通じて基礎を固めることにしました。
合格してみて、いろんな教材がすんなり読めるようになったのと、この分野のことが広く浅くざっくりとイメージできるようになりました。
6年目に入った今年は数学の力不足を感じ、基礎から数学の勉強をしているところです。
今年中に画像を分類できるモデルを自分で作成してLINE BOTで動く便利機能を作ろうと企んでいます。
長々と自分のことについて書いてしまいましたが、、、
今回は若手エンジニア向けに、
「スキルアップのために何をすれば良いか?」
「システムエンジニアが取得すべき資格は何か?」
について自分の5年間の体験のなかで感じたことやオススメしたいことをまとめてみました。
ここに書いたことが正解とは限りませんが、自分で動かなければスキルアップしないことは確かです。
目標を決めて自ら動いてスキルを高めていってください!!!